自己紹介と発信理念

はじめまして、なな子です。

ご訪問、ありがとうございます。
私は、

大学でスペイン語を専攻

スペインに音楽留学

プロオーケストラ入団

次男の出産を機に休職、のち退団

地元のフードビジネスのアシスタント

現在はスペイン語-日本語のフリーランス翻訳・通訳者

という、ちょっと変わった経歴の持ち主です。

大学時代の私はスペイン語の授業で、
先生たちの熱意についていけない学生でした。

そんな私が今、「スペイン語を学び直したい大人のための学び方」
を発信しようと思った理由とその理念を、お話しします。

いきなりですが…あなたの部屋の本棚には、かつて購入した
スペイン語の文法書や問題集が、眠っていませんか?

きれいに線だけ引いて、途中で止まったテキスト。
解答ページすら開かれていない練習問題。
音声CDは、一度も再生されないまま、ケースの中。

──そんな教材たちに囲まれながら、
「また今年も、やらなかったな…」と、年末にため息をつく。

そして、心のどこかでこう思っている。

「私には語学の才能がなかったんだ」
「どうせ覚えられないし、発音も苦手だし」
「もう、話せるようになるなんて無理かもな」

でも、それって本当?

あなたはすでに、上手に日本語をしゃべっていませんか?
日本語は世界でも学習が難しいとされている言語ですよ!?

大学でスペイン語を習ったとき、私が思っていたこと。それは
「退屈だな…」

教授たちは確かに優秀で、スペインや中南米への情熱が深かった。
でも、言語学としてのスペイン語は
当時の私には魅力的じゃなかったんです。

「この発音のとき、舌の形と位置は…」

なんて教えられても、
そこまで掘り下げる意味が全く不明。

「私はスペイン語が話せるようになりたいだけなのに」
そんな風に思って、聞き流していました。

ところが。
たいして身につかないまま卒業し、スペインに渡って初めて気づいたのは

「あのとき、ちゃんと向き合っておけばよかった」

当時、教授たちが語っていた「退屈な」あれやこれや──
今思えば、すべてが役に立つ大事な知識だったんです!

私には、ひとつだけ自信を持って言えることがあります。それは、

「スペイン語を中途半端に終わらせなかった」ということ。
大学卒業が迫る中で私が選んだのは、

「話せないままスペインに飛び込む」という道でした。

スペイン語が何も話せないまま、この先の人生を歩むのは
口惜しすぎる…
というところからの「背水の陣」でした。

怖かったし、不安も山ほどありました。
でも、だからこそ、本気になれた。
あの選択をしたことだけは、今でも誇りに思っています。

もちろん、うまくいかないも多かったけれど
それでも、やめなかった。
どうしても、あきらめたくなかった。

その積み重ねが、今につながっています。

34年間スペイン語で生活してきて、ようやく今
「スペイン語が自分の言葉になってきた」
と感じはじめました…

ここに至るまでに
回り道をいっぱいしたので
あなたにこれ以上、遠回りしてほしくない

本気でそう願っています。

とはいえ…

あなたが「スペイン語を話したい」と望んでいるなら

「発音」や「文法」を「勉強したくない」と思ってはダメです。

はい、聞きたくないのはわかっています。でも

「発音」も「文法」も
「話す力」も「聞く力」も

けっしてバラバラに存在するのではありません。

それぞれがつながり合ったときに初めて
あなたのスペイン語に“心が宿る”

あなたに必要なのは「語学の才能」じゃない。

このことを実感できる学び方を
きちんと教えてくれる先生なんです!!

これまでに、たくさんの子どもたちに
ゼロからバイオリンを教えてきた中で、

朝起きてから夜ベッドに入って眠りにつくまで

  • どこでつまずいているのか?
  • 新しい技術をどう伝えるか?
  • どんな練習が一番効くのか?

試行錯誤を重ね…今思い出すと
笑っちゃうくらい
没頭していた時期がありました。

3歳から楽器にさわってきた息子たちも
今は立派に成人して
プロのバイオリニストを目指して
キャリアを積んでいます。

私がこのブログや
YouTube配信を始めたのは

長年のバイオリン指導の経験と
そこから導き出した
「人が何かを習得していくプロセス」は

絶対に「大人のスペイン語学習」
にも活かせる

と思ったからです。

まず、土台となるのは

① 基本要素をしっかり身につける
② 知識を増やす
③ 理論を知る

の3つ。

これら3つをシンクロさせて
トレーニングし、少しずつ
全体のレベルを上げていくのが
理想的だと考えます。

スペイン語学習においては

① の基礎要素:文字と発音
② の知識:語彙・言語習慣や文化的背景
③ の理論:文法

この3つを、バランスよく育てていくこと。
なぜなら、

読む、書く、聞く、話す──全部が、ちゃんと前に進み始めたら、
スペイン語と“いい関係”が築けるからなんです。

スペイン語と“いい関係”になれれば、

ゼロからバイオリンを始めた小さな子どもたちが、
いつの間にか難しい曲を弾けるようになっていくみたいに

あなたのスペイン語力は
間違いなく、伸びていきます。

大人の学び直しに必要なのは

「続けられる仕組み」と「成長が実感できる工夫」

スペイン語と“いい関係”になれる方法について
私が知っているすべてを
このブログで伝えていこうと思っています。


「スペイン語が話せるようになりたい」

という気持ちが少しでも残っているのなら──
きっと、ここで見つかるものがあるはずです。