レシピ紹介
以前なら、筆者のイメージで「牛肉の煮込み」といえば、たっぷりの赤ワインやビールで煮込んだお決まりのシチューを思い浮かべたものです。
でも、元夫のママお得意の「牛肉の煮込み」はそれとはちょっと違って、見た目はむしろ日本の「肉じゃが」風です。
ドボドボのお酒で煮込んだ肉料理を苦手とするわが家族にとっても「牛肉の煮込み」といえばこれ。
私自身はイギリスのパブメニューにあるみたいなこってり系の煮込み料理も大好きで、最初この煮込みを食べた時は「なんだかあっさりしてる」と、大して感激しませんでした。
ところが不思議なことに回を重ねるごとにじわじわと美味しいと思えるようになって、今では好物料理のひとつになっています。
「肉じゃが」同様派手さには欠けるものの、まさに「おふくろの味」と言うにぴったりの一品です。
レシピ
牛肉の煮込み
carne guisada
材料
煮込み用牛肉・・・500g
にんじん・・・1〜2本
じゃがいも・・・大2個
ブランデー・・・適宜
薄力粉・・・小さじ山盛り1
塩・・・小さじ1+1/2(固形スープの素を使用する場合は減してください)
オリーブオイル・・・大さじ2
スープストック・・・200㎖(*)
缶詰のグリーンピース・・・適宜
* 最近はもっぱら市販の固形スープの素を使用していますが、スープストックから作っても美味しく出来ます。
スープストックから作りたいという方のために、後にレシピを載せておきますね。
なお、固形スープの素を使用する場合に加える塩は肉の下味のみにしておいて、調理の最後に味見しながら調整してください。
作り方
1. 牛肉は3㎝角に切り、塩 小さじ1/2 を揉み込んで下味をつけておく。にんじんは厚さ7m程度の輪切りにする。じゃがいもは4ツ割りにしてから一口大に切る。この時、ナイフを途中まで差し込んで手首を返しながらパキンと割るようにして切り離すとよい。
2. 厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、肉を加えて表面に焼き色をつける。
ブランデーをひと回しほど振り入れ、アルコール分を飛ばす。薄力粉を加えて全体に絡ませるように炒め合わせる。
3. にんじんとじゃがいもを加えて軽く炒めあわせたらスープストックを注ぎ入れ、残りの塩(小さじ1)を加える。
初めは強火で、鍋の中身がふつふつし始めたら火を弱火に落とし、蓋をして肉が柔らかくなるまで1時間半〜2時間煮込む。
好みの量のグリーンピースを加えて(冷凍や生のグリーンピースを使用する場合は初めから加えて下さい) さらに15分ほど煮込み、
必要に応じて塩で味を整え出来上がり。
スペイン産の赤ワインとぜひどうぞ!
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