【スペイン流 夏野菜の炒め煮】ピスト・マンチェゴ

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レシピ紹介

スペインの代表料理、ピスト・マンチェゴのレシピを紹介します。

「マンチェゴ」はスペイン語で「ラ・マンチャ地方の」の意。

その名の通り、ラ・マンチャ地方の郷土料理でスペインのどこでも食べられるおなじみの一品です。

フランス料理のラタトゥイユとよく似ているので「スペイン版ラタトゥイユ」とも言えるかもしれません。

ただしラタトゥイユには茄子がはいっていることが多いのに対して、ピストに茄子を使うことは稀です。

「トマトとピーマンさえ入っていれば、あとは好みの野菜を加えて構わない」というのが一応の定義らしい。

とはいえ、ここで紹介する ズッキーニ+玉ねぎ+トマト+ピーマン の組み合わせが王道ではないかと思います。

カテゴリとしては前菜、またはプリメール・プラート(1皿目=副菜)に分類されるピスト。

レストランなどでは皆、これを食べた後でセグンド・プラート(2皿目=主菜)の肉料理や魚料理を食べるのが一般出来です。

でも、ふだん家で食べるごはんはこれ一品でおなか一杯になるし、一品料理としても十分通用します。

ボリュームを出したい時には目玉焼きを添えたり、ソースとしてパスタにかけたりしても美味しいですよ。

スペイン人だったら生ハム+パンと、日本人の著者は、やはりご飯と一緒に食べるのが一番好きです。

熱々のご飯に目玉焼きをのせ、その上からピストをたっぷりかけて頂けば豪華飯に早変わりします。

トマトやピーマンなど、夏野菜がおいしい季節にぜひ作ってみてください。

レシピ

ピスト・マンチェゴ
pisto manchego

材料(4人分)

ズッキーニ・・・1㎏ 
トマト・・・500g
青ピーマン・・・大1個または小ぶりで細長いタイプのもの3個
玉ねぎ・・・大1個
オリーブオイル・・・大さじ2+1/2
砂糖・・・小さじ1
塩・・・適宜

作り方:

1.ズッキーニは中央の種の部分を除いて小さな角切りに、青ピーマンも種を除いて小さな角切りにする。玉ねぎはみじん切りにしておく。

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2. トマトソース を作る。フライパンにオリーブオイル大さじ1+1/2を熱し、1㎝角に切ったトマトを加えて木べらでつぶしながら10〜15分炒める(今回面倒くさくて種を除かなかったのですが、問題ありませんでした)

3. 2をムーランで裏ごしし、砂糖小さじ1を加えておく。ここではとくに塩で味付けをしなくてもよい。

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4. 別のフライパンに残りのオリーブオイルを熱し、玉ねぎを加えて透明になるまで炒める。

5. 青ピーマン、ズッキーニの順に加えて炒め合わせる。塩を少々加えて蓋をしてズッキーニが柔らかくなるまで弱火で炒め煮する。

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6. 5に3のトマトソースを加え、余分な水気を飛ばすようにしながらさらに10分ほど炒め煮する。最後に塩を加えて好みの味付けにしたら出来上がり。

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