レシピ紹介
スペイン人は揚げ物が大・大・大・大・だ〜い好き。
とりわけ生ハムのコロッケは一番人気。
大人から子供までこれが嫌いというスペイン人に未だかつてお目にかかったことがありません。
スペインでコロッケといえば、ハモン、バカラオ、オンゴス(ポルチーニ茸)etc.…
具が変わっても、全てベシャメルソースがベースです。
コロッケの形に丸めやすくするために、生地を作った後しばらく冷蔵庫で寝かせて固めてから成形作業にはいります。
今回のレシピでは成形のしやすい硬さに生地が出来上がるようにしてありますが、筆者は生地をもう少し牛乳で緩めて作ったものが好き。
そこらへんは、お好みで調整してください。
ところで、バルで注文すると、時々「ハモンはどこ?」というようなコロッケが出てくることがあります。
その点、自分で作るとなるとをざくざく入れられるので満足感があります。
ベシャメルソースを作る際スペイン式にバターにオリーブオイルを混ぜてもいいし、バターだけで作ってもかまいません。
ハモンは基本的にそれほど高級なものでなくてもいいと思います。
ただし、沢山入れる場合はやはりある程度美味しいものを使わないとコロッケの味に影響が出るので要注意です。
レシピ
ハモンのコロッケ
croquetas de jamón
材料(20個分ぐらい)
バター・・・25g
オリーブオイル・・・25g
小麦粉・・・50g
牛乳・・・300ml
生ハム・・・75g
卵・・・1個
パン粉・・・適宜
作り方
1 フライパンにバターとオリーブオイルを入れて熱する。
2 バターが溶けてきたら小麦粉を加えて焦げないように弱火でかき混ぜる。
3 レンジでチンするか鍋で温めた牛乳を一気に加え、写真のような状態になるまで木べらでかき混ぜ続ける。*
*牛乳は沸騰させる必要はありませんが、少し温めるだけでダマが出来にくくなり所要時間もかなり短縮されます。
4 生ハムをよく研いだ包丁で細かくきざむ。**
**この作業がいちばん面倒です。包丁がよく切れると楽(生ハムはフードプロセッサーだと上手くみじん切り出来ません)
5 ベシャメルソースにきざんだ生ハムを加えてよく混ぜ、タッパー容器などに入れて冷蔵庫で1時間以上置く。
6 生地が固まったら2㎝×4㎝ぐらいのサイズの俵型に成形する。***
***この大きさでこの形が揚げる時も楽で形崩れしにくく、いちばん扱いやすいと思います。
7 丸めた生地を溶き卵にくぐらせ、パン粉をまぶす。
8 最後に中火のオリーブオイルで揚げる。****
****揚げる前の状態で冷凍保存可です。(冷凍したものを揚げる時には15~30分ほど解凍してから中弱火でじっくり揚げて下さい。)
著者はいつもフライパンの底がやっと隠れるぐらいの量のオイルで転がしながら揚げ焼きします。
中身に火は通っているので衣の部分にきつね色の焼き色がつけば出来上がり。
冒頭の写真のように結構ちゃんと揚がります。
ワイワイ、みんなで集まるパーティーのオードブルにいかがですか?
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